「乗りたいなあ。ちょっとだけでいいからさあ。乗せてよ〜。やさしくするからさあ〜」
乗った。
「CRF250Lを買ったぜ〜。いいだろ〜、新車だぞぉ。見せびらかしてやる!」
と、息子2号が会社の夏休みに木曽秘密基地にやってきました。
ワタシも興味しんしんでバイクを眺めまわします。なんかいろいろ部品が付いてるねえ。名称の末尾のLってなに?
「初転びはまだか?こういうのは傷ついてこそ価値が有る」
「新品タイヤのひげひげはダサイから早く削り取るべし」
とりあえず林道行くぞ。
まあ、まだバイクは初心者だし、簡単な砂利道にご案内。ワタシのKDXはまだ慣らしちゅうなので、高めのギヤで回転低めのノロノロ運転で先導するのです。新車の赤いマシンもまた慣らしちゅうで息子もダート走行初体験のおっかなびっくり運転なのでちょうどよろしい。
ダートな林道だけでなく、旧道峠越え舗装路やら、さわやか広々国道、くねくね県道などのんびり走り回っていますと、過去ほとんど乗ったことのないホンダのマシンがやっぱり気になる。
ので、秘密の某所に誘い込んで試乗させなさいよと鍵を奪い取ったのでした。
「タイヤのひげひげを取るにはこういうところで八の字やればよろしい」
とかっこよくバイクを倒し込んでターンするはずでしたが、思いのほか重かった。
KDXや、YZ-F、以前のDTや、KXと100kgほどのバイクしか乗ってこなかったワタシには140kgは未知の世界でありました。
どこまで倒し込んでいいか掴めないあるよ。初転びの栄冠を所有者から奪うなどもってのほか。やさしいお父様は転ばず、傷つけないよう(バイクも身体も)地味〜に走行したのでした。勇気ある撤退である。タイヤのひげは残った。あとは任せた。
と、そんな走ってる日々、王滝村まで行って谷にかかる森林鉄道名残りの鉄橋から遥か下方(十数メートルくらいかなあ?)を流れる川を眺めてゾワゾワ感を味わっていると、上流数十メートル先に川を渡る黒い物体を感知。
クマであった。
初めて木曽を訪れた日からようよう三十数年。ついに野生の生きているクマを目撃。これまではすでにさばかれた肉を喰ったことしかなかったからなあ、感動にうちふるえるワタシが写真取り損なったとしても非難される筋合いはないのである。
初遭遇は彼我の距離に高さも加えて安全な隔たりをたもった場所でよかったよかった。道でばったり出会ってたらシャレにならんもんなあ。
そして目撃情報は村の方に伝えました。
そういえば、開田高原の林道では道を歩いてる野鳥のファミリーも見ました。ずんぐりした体型にライチョウ!かと思いましたがどうなんだろう。標高1000メートルくらいにいるんだろうか?
シカとイノシシはまだ喰ったことしかない。サルはしょっちゅう会うからもう見飽きた。
手はもう少し。朝獲りとうもろこしをすぐに焼くには不自由しない。
KDXはなんか漏れてきた。
最近息子のドライブするクルマの助手席で男泣きする
ルーベンス・バリチェロのビデオを見かけましたが、気分はどうですか。
私なら、父が「初転び」だ「ひげ」だ言ってきたら「うるせえ」と
絶対に跨らせないところですが、素晴らしいご子息です。
おーたさんが山中に入るときはアクションカム必須です。
なので怠慢のそしりは免れません。
ああ、オートバイ乗りいいなぁ
smokeさん
息子の運転するサンバーの助手席には何度も乗りましたが泣いたことはありません。
ワタシの運転するサンバーの助手席に奥さんを乗せてキンチョーの時間を過ごさせたことはあります。
息子のCRFには乗りましたがワタシのKDXには乗せてあげませんでした。
いや、うそうそ。乗ってみるかと聞いても遠慮するんでね。
慣らしちゅうのエンジンを気遣ったのでありましょう。あるいは、2ストに恐れをなしたか。はたまた自分のバイク以外には興味ないとか。
ああ、カメラはねえ、KDXには取り付けてあったのですよ。でも、クマ見たときはバイクから離れてたからなあ。
たとえそのカメラで撮影したとしても、広角レンズのあの距離ではクマなんて写ってても判別できないでありましょうなあ。よって、怠慢は却下。
バイクで走ってるときの動画には、道端で尻をこっちに向け、顔だけ振り向いて睨んでるサルなら写ってるのでした。観たい?
ぴろんちょさん
ああ、オートバイ乗りいいよぉ。
盆休みは、案外お互い近くにいたんですね?
熊肉パーティーしましょう!
捕まえてきて下さい❗
毒マムシ。さん
まだ木曽にいますよ〜ん。
近所に土俵がありますから、クマ誘い出して相撲とりに来てください。金太郎の腹巻も忘れずに。
勝負は任せた!